DAT とは? ​

DAT (Distributed Access Token) は、同じ証明書を共有する発行サービスと検証サービスが使用するアクセストークン仕様です。検証時に発行サービスへの別のリクエストや中央セッションストアを必要としないため、結合度の低いサービス間で認証結果を受け渡せます。

expire
uint64
.
cid
uint64
.
plain
bytes
.
secure
bytes
.
signature
bytes
ドットで区切られたフィールドが 1 つの DAT を構成します。

構成要素 ​

DAT ​

ユーザーまたはサービスがリクエストとともに送信する文字列です。有効期限と証明書 ID が含まれ、公開データと暗号化データの両方を格納できます。

証明書 ​

DAT の作成と検証に必要なアルゴリズム、鍵、期間が含まれます。証明書 ID である cid は不変です。鍵をローテーションするときは新しい cid を使用してください。

マネージャー ​

クライアントライブラリのマネージャーは証明書を保存し、現在発行可能な証明書で DAT を作成し、各 DAT をその cid に対応する証明書で検証します。

DAT CMS ​

証明書を作成・保存し、サービスへ配布する任意のサーバーです。発行サービスには完全な証明書を、トークンの検証のみを行うサービスには検証専用証明書を提供できます。

発行と検証 ​

person ユーザー
workspace_premium DAT CMS
証明書管理
バージョンベースの同期
login 発行サービス
apps 検証サービス

発行サービスは plain と secure のデータを選び、DAT を作成します。検証サービスは有効期限、署名、暗号文を確認してから、両方のデータ領域をアプリケーションに渡します。plain は署名されますが暗号化されないため、秘密情報や個人データを格納しないでください。

証明書が変更されても検証できる理由 ​

新しい証明書が発行可能になると、以後の DAT はその新しい cid を使用します。以前の証明書は、それが発行したすべての DAT の TTL が経過するまで検証に使用できます。これにより、鍵のローテーションと既存トークンの検証期間を一緒に管理できます。

DAT の適用領域 ​

  • 認証とアプリケーション機能を異なるサービスで処理する環境
  • 複数のランタイムが同じトークン形式を発行または検証する環境
  • 中央セッションを参照せずに、短期間の認可データを伝達する必要があるシステム
  • 1 つのトークン内で公開ルーティング情報と保護データを分離する必要があるシステム

DAT 自体は認可ポリシーを定義しません。有効な DAT であることと、アプリケーションがリクエストを許可するかどうかの判断は別の問題です。

次のステップ ​